第6回迅速免疫染色研究会

ごあいさつ

北海道もすがすがしい夏を迎えておりますが、ご関係の皆様方はいかがお過ごしでしょうか。
今回、札幌において第6回の迅速免疫染色研究会を開催する機会を戴き有り難うございます。これまでクローズの形式で行われてきたこの会が、5月のラピートの発売を受けて今回からどなたでも参加できるオープンな研究会へと移行しました。その最初の記念すべき会となり大変光栄に存じます。
今回は特別講演として三重大学の白石泰三教授に、教育講演として神戸大学の伊藤智雄教授、千葉大学の太田聡准教授にそれぞれ講演をいただく予定です。また一般演題も8題いただくことができまして、ご講演される先生方、座長の先生方には北海道までお越しいただき感謝しております。
80年代後半に病理学に導入された免疫染色は急速に発展し、現在では医療にとって欠く事のできない技術となっております。その中で迅速免疫染色の技術の発展も益々期待されています。
この研究会の特徴は医師ばかりではなく、各大学・研究施設・病院の臨床検査技師、若手研究者など実務的に標本作製、機器改良、診断に関わるメンバーが集まっていることです。また各メンバーもこの機器の臨床病理への応用に熱心に取り組んでいます。それほど免疫染色は病理診断にとって重要で、ひいては患者さんの診断治療に深くかかわっているからに他なりません。
本研究会を通じて学術的な技術の向上、新規発展をはかることはもとより、懇親の場でも北海道のおいしいものを食べながら参加者が大いに交流をはかり人的交流面の中からさらなる発展の芽が生まれれば望外です。
どうぞ宜しくお願い致します。

第6回迅速免疫染色研究会会長
迅速免疫染色研究会代表世話人
北海道大学大学院医学研究科腫瘍病理学分野教授
田中 伸哉

プログラム・抄録

第6回 (PDF:1.7MB)