第8回迅速免疫染色研究会

主題

迅速免疫染色の地域医療への貢献

当番世話人

仙台厚生病院 臨床検査センター病理診断・臨床検査科 センター長 遠藤希之

ごあいさつ

 迅速免疫染色研究会、末広がりの第「八」回は、宮城仙台で催すことになりました。世話人会と会員の皆様、本当にありがとうございます。

 昨今、関係者のご努力、学会発表などのおかげで、迅速免疫染色と「ラピート」の認知度がかなり高まってきていると感じます。また、免疫染色のみならず in situ hybridization が可能な機器の実地試験を行っている事、自動化の目処も経ち始めている事なども噂レベルを越えて「結構すごいらしい」という声も聞こえてきました。

 さて宮城、仙台も震災からすでに五年、少しずつ復興が進み、今年はG7財務相会議の舞台にもなりました。ただし沿岸部や宮城県もさることながら、東北各県は慢性的な医療過疎に苦しんでいます。当然、絶滅危惧種と揶揄される病理医は全く足りず、臨床検査技師を募集しても地方の中小病院にはなかなか来てもらえない状況が続いています。実は、青森、岩手、秋田の三県の面積を合わせるだけで三万六千Km2を越え、九州全体よりも広い面積になります。人口密度は低いにせよ、いや密度が低いからこそ、地域医療を支えるためには、とりわけ創意工夫が必要とされる医療圏なのです。

 そこで今回は「迅速免疫染色が地域医療にどのように貢献出来るか」という主題をテレパソロジーシステムなどと合わせ考えつつ、今後の迅速免疫染色や迅速 ISHの発展について大いに議論、情報交換ができればと考えています。

 アナウンスが遅くなりましたが、早速演題募集を開始いたします。もちろん、機器の開発者、マーケティング担当者、臨床検査技師、病理診断医、そして臨床医、あらゆる領域からの職種横断的なご発表があってこその本会です。どなたにおかれましても遠慮はご無用です。

 秋の東北は紅葉とともに山の幸、海の幸がとても豊富です。また温泉番付の東横綱・鳴子温泉を始め、名湯、秘湯、美肌の湯もお待ちしております。議論に汗をかいたあとは、佳い温泉で体を休め、山海の幸で英気を養っていただけることと思います。
みなさま、ぜひ、ご参会下さいますようお願いいたします。

第8回迅速免疫染色研究会会長
仙台厚生病院 臨床検査センター病理診断・臨床検査科 センター長
遠藤希之

プログラム・抄録

第8回 (PDF:2.0MB)

テーマ:
迅速免疫染色の地域医療への貢献

日時:
平成28年10月15日(土)13:00~

場所:
仙台厚生病院 管理棟1F 熊谷・海老名ホール

特別講演:
NPO法人医療ガバナンス研究所理事長(前東京大学医科学研究所特任教授) 上 昌広先生 『現場からの医療改革 東北から新しい医療が生まれる』

教育講演:
東北大学病院 特任教授 がんセンター・テレパソロジーセンター長 渡辺 みか先生 『テレパソロジーの現状と展望』
神戸大学医学部附属病院 病理部 柳田 絵美衣先生 『細胞診にも使える新しい抗体』

参加費:
1,000 円(学生、研修医、細胞検査士受験者は無料)
*本研究会参加による細胞検査士資格認定更新ポイント申請中

アクセス:

演題募集のお知らせ

各領域の迅速免疫染色(R-IHC)に関する研究を中心に、病理診断、基礎研究に関する研究の発表を募集いたします。発表者や共著者は迅速免疫染色研究会の会員でなくても結構です。

【演題募集要項】

・演題募集締切:2016年9月9日(金曜日)(予定)

・演題応募方法:下記の抄録フォーマットにご記入いただき、メールの添付文書として下記のアドレスにお送りください。
jinsoku8@sendai-kousei-hospital.jp

・演題要旨:抄録フォーマット(Word:26KB)
【タイトル】フォント:MS明朝10.5p、左揃え
【演者・所属】フォント:MS明朝 10.5p、左揃え
 演者、所属、本文の間は1行あけてください。
【本文】フォント:MS明朝10.5p、両端揃え

本文には【目的】【方法】【結果】【考察】【結語】を含め、上記の内容をA4サイズ一枚に収めて下さい。余白はwordの標準設定でお願い致します。
※編集の際に書式を変更させて頂くことがございますので、あらかじめご了承下さい。

・演題受領通知:申込の受信後、受取確認のメールを送信致します。1週間を経過しても受け取りの返事が届かない場合は、お手数ですが、事務局(仙台厚生病院 臨床検査センター病理診断・臨床検査科 担当:赤平、諸橋 TEL:022-722-2757(直通)、FAX:022-722-2758(直通)、E-mail:jinsoku8@sendai-kousei-hospital.jp)宛、お問い合わせください。

・演題発表:応募いただきました演題は、原則として、口演発表していただく予定ですが、プログラムにつきましては、当番世話人に一任させてください。シンポジウム等での発表をお願いすることがありますのでご了解ください。 発表時間などで要望がある場合は、事務局までご連絡ください。

・演題応募に関する問い合わせ先:第8回迅速免疫染色研究会学術総会の演題応募などのお問い合わせは、以下に連絡ください。

第8回迅速免疫染色研究会事務局

仙台厚生病院 臨床検査センター
病理診断・臨床検査科
担当:赤平純一、諸橋彰
〒980-0873 宮城県仙台市青葉区広瀬町4-15
TEL:022-722-2757(直通)
FAX:022-722-2758(直通)